イタリアの大学入試の話
イタリアで日本人(EU外の外国人)が大学入試を受験する流れをまとめました。なお、ラクイラ大学心理学科(laurea triennale, 3年学位取得コース)の場合をモデルとしています。
大学入試は「イタリア人と一緒」
日本の場合「帰国生入試」など、科目に関して減免制度がありますが、イタリアの場合それはありません。
入試科目も一緒です。
この画像にあるように、「外国に住む人用の枠」があります。
心理学科の場合は5人となっています。
入試はマークシート式
入試はマークシートで行われます。
60分、80問、5択です。
ラクイラ大学に限らず、心理学科の場合は、大概以下の科目のとおりとなる場合が多いです。
* 文章の理解(※イタリア語)
* 化学や生物の基礎(※〇〇基礎のレベル)
* 論理的思考や数学的思考を問う問題
* 一般常識
過去問はない。模試はもちろんない。
イタリアの大学入試において、「過去問」という概念はありません。
ただ、大学入試の予想問題という形で、alpha testという本があります。
イタリアでしか売られていない本で、しかも高いので、入手には苦労しました。
模試はイタリアに行ってもありません。そのため偏差値という概念が存在しません。